メルアドだけで宅配便が届く？？

ネットニュースをチェックしていてきになる記事がありました。

それは、ソフトバンクグループで物流事業を行うソフトバンク・フレームワークスという会社が、

受取人の住所を知らなくてもメールアドレスだけで荷物を送ることができる配送サービス

「メルアド宅配便」（メルアド便）なるものを開始したというものです。


メルアドだけで荷物が届く！？

どんな仕組みなのかと興味があったので、記事を読み進めていくと、

送り主は、予めソフトバンクの管理センターにメルアドと名前、住所などの個人情報を登録しておき、

荷物発送時は自分のメルアドと相手のメルアドのみ知らせればＯＫ。

配送業者は、配送先のお客に対して配達許可確認のメールを送付。

それに答えて配送先のお客は、自分の名前、住所などの個人情報を入力したのち

荷物が届く。

って感じらしいですね。


以前からこのようなサービスは一部オークションサイトなどでは行われていたようですが、

セキュリティほかの問題から会員制での取引しかなかったようです。

今回のように一般化していけば、利用する顧客も増え、強いては宅配業者にとっても

仕事が増えるメリットはあるでしょう。

しかし、そこには思わぬ落とし穴があるように感じられてなりません。


新しい宅配の仕組みとしてはよく考えられているのでしょうが、

考えた人間はおそらく「宅配」というものが実際どのようなものなのか

現場を知らない方がほとんどではないでしょうか？

そうだとしたら、この「メルアド便」、

思わぬ落とし穴が待っているかも・・・。


「お前もそうだろう！！」

って声が聞こえてきそうですが、

私は数年前、自ら宅配業を営んでいました。

実経験からあえて警鐘をならすものです。


しばらくはこの「メルアド便」に注目していきたいと思います。